Aromatherapy
アロマテラピーとは、植物から抽出される精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のバランスを整えたり、美容や健康に役立てる自然療法のことを言います。
植物は光合成を行うことで、エネルギー源となる糖、タンパク質、脂質などを作り出しています。これを植物の一次代謝といい、この過程で生まれたエネルギーを利用して、自分に必要な物質を作り出します。これを二次代謝といいます。二次代謝で得られたものを二次代謝産物といいますが、精油の香りのもととなる芳香物質はこれにあたります。
さまざまな二次代謝産物のなかには、顕著な生理活性を示すものが多く、薬理作用や毒性をもつものもみられます。植物の二次代謝産物にはほかに、植物の色素として知られるアントシアニン、茶などの植物の木部、樹皮、種子、葉などに含まれるタンニンなどがあります。
安全な精油の使い方
- 原液を皮膚につけないようにしましょう。
- 精油を飲用しないようにしましょう。
- 精油を目に入れないようにしましょう。
- 火気に注意しましょう。
- 子どもやペットの手の届かない場所に保管しましょう。
※ 注意すべき対象者
- 子ども
- 医師による治療を受けている方や、薬を処方されている方
- 妊娠中の方
- 皮膚の弱い方
パッチテストで安全確認を行います。
精油を誤飲した際の応急手当について相談可能な連絡先
公益社団法人 日本中毒情報センター 中毒110番
一般市民専用電話
(大阪)072-727-2499 (無休/24時間対応)
(つくば)029-852-9999 (無休/9:00~21:00対応)
(参考文献)
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター アロマセラピスト公式テキスト